元バンド麺はただの人。

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飛ぶくらいなら素直に辞めよう!バンドを辞めたくなる瞬間5選。

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こんばんは凪です。

 

またもや唐突ですが何かを辞める事って難しいですよね。

 

 

会社や学校、習い事なんかもそうですよね。

 

志半ばで逃げ出す情けなさ、辞める事を告げた時の反応への恐怖心、周囲の声を裏切る心苦しさ、そういう感情達に支配され、結果的アクションを起こしにくくなったりしますよね。

 

しかし辞めなければ何も変わらないのが現状、モチベーションの上がらない物事を無理矢理行った所で、生産性も無ければ自分自身の成長の妨げになってしまいます。

 

もちろんバンド界隈でも、責任の全てを放棄してトンズラしたくなる瞬間は山程あるもので。

 

いつしかビジュアル系界隈に

「バンドを飛ぶ」

と言う現象が常態化しているように思えます。

 

気持ちはわかります。

 

勿論理由も様々でしょう。

 

しかし僕から言わせれば最も愚かな行為だと言わざるを得ません。

 

「辞める」と一言伝えるより、界隈と一切の連絡を断ち切りバンドを飛ぶ方が遥かに難しいと思うのですが。

 

勇退と逃避では行動原理がまるっきり違います。

 

立つ鳥後を濁さず、と言う言葉の通り結局はスッキリ辞めるに越したことはないと思うんですよ。今後の人生にも大いに関わりますし。

 

そこで今回は数ある「辞めたい」の中から5つ程ピックアップして、辞めたい人間の気持ちもどうにかこうにか分かってもらおう、なんて無謀な趣旨で記事を書いてみます。

 

 

1.音源が売れない

定番中の定番ですが。

寝ずに作った曲を汗水垂らしてレコーディングした時間、ジャケットデザインや歌詞に詰めたこだわり、かかった経費などなど。

音源が売れないと言うことは上記の時間や経費をドブに捨てている事と言っていいでしょう。

 

買いたいと思わせる音源を作れ?

正論は時に人を苦しめる。

 

 

2.自分より上手い年下の存在

これは僕だけかもしれませんが。

 

自分より楽器や歌の上手い年下のバンドマンの存在は心をへし折ってきます。

おかげで何回機材の全てをメルカリに出品しようか悩んだか。

 

いつか見返してやる!あいつより売れてやる!って思うほど野心溢れる根性系バンドマンじゃなかったので余計にね。

でも辛いもんは辛い。

 

 

3.根も葉もない噂の吹聴

普段は笑えますが余りに度を越すと怒りよりモチベーションの低下が深刻です。こんなこと言われるために音楽をやっているのか?みたいな感じのですね。

※恨まれても仕方ないバンドマンはいっぱいいますけどね。

 

「凪は楽屋に女連れ込んでチューしてる」

って当時ネットに書き込みしたやつ、面白いから許す。チューて。

 

 

4.業界への失望

これまたよくあるんですよ。

我がバンドが、とかお客さんが、とかじゃなくて一部の自称業界人だったりがとにかく苦手で。

 

ビジュアル系界隈の一部の自称業界人は仕事は適当、胡散臭い、虚言癖、極度に金に汚い、出しゃばり、そのくせ態度は横柄で、モチベーションを著しく下げる要因になります。

※あくまで一部の話です。素晴らしい仕事をする方も勿論沢山いらっしゃいます。

 

そしてビジュアル系業界とは数多の音楽ジャンルの中でも費用対効果が薄いジャンルだと僕は考えます。

 

煌びやかな衣装、プロ撮影のアー写、同じくプロ撮影の絢爛なPV、これらの経費が音源を出すたびについて回ります。

 

この費用を出せないバンドはそもそもの売れる売れないのスタートラインにさえ立たせて貰えないのが今のビジュアル系。

YouTubeでよくて数百人程しか再生しないようなPVをうん十万、うん百万かけて撮影するって物凄くリッチな経済活動ですよね。

その為、皆大好きなぼったくり価格チェキなんぞでどうにかこうにか口に糊をしているような状況なのです。※ただし個人的な献金は除く

 

その癖業界自体が誰の目から見ても先細り。

よくこのバンドは勢いがある!売れる!なんて言いますが、そもそもの売れた売れないの基準値が余りにも低すぎるのではないかと思います。

 

と、つい熱が入ってしまいましたが、この辺の金の使い方別の記事で書くと思います。

 

 

5.同年代の社会的活躍

僕なんかはまさにこれですね。

 

同年代達はバリバリ仕事して順調な人生を歩んでいるのに、自分は何をやっているのだろう、と言う気持ちがどこかで生まれるもので。

そう考えた時に、自分の拘ってきた音楽や業界がとてもスケールの小さな物のように見えてしまいました。

 

どこに人生の重きを置くか、僕にとってそれは音楽活動では無かったと言うことですね。あくまでも人それぞれですが。

 

 

 

と言うわけで簡単に5つ紹介しましたが、なんとなく察して貰えた所もあるのではないかなと。

 

バンギャルを好き放題する楽なお仕事だけがビジュアル系バンドマンの総てではないんだぜ、って事ですな。

※好き放題してるだけのやつもいますけどね。

 

一度も音楽で売れてない人間が書く記事ではないな、と我ながら思う所も当然あるのですが。お叱りは甘んじて受けますので不快に思われた方はご一報を。

 

 

最後に、露骨にモチベーションが下がっているメンバーを抱えているバンドの方々。並びにファンの方々。

 

広い心と深い愛で全部受け止めてあげてください。

 

 

 

西野カナテイストで終わり。